アクアフィリング(アクアリフト)豊胸の失敗例と安全性について

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豊胸手術と言えば、ヒアルロン酸によるもの、脂肪注入によるもの、シリコンバッグによるものなどが特に有名です。しかし昨今、また新しい豊胸手術が登場して注目を浴びています。それが「アクアフィリング(アクアリフト)豊胸」です。

今回は、このアクアフィリング豊胸について詳しく見ていきましょう。

1 アクアフィリング豊胸とは

まずはアクアフィリング豊胸の基本をおさえていきましょう。

1-1 施術の概要

アクアフィリング豊胸とは、胸の中に「アクアフィリング」というフィラーを注入することでバストアップをはかるものです。このときに利用されるアクアフィリングの成分は、98パーセントの水分と2パーセントのポリアミドで構成されるとしています。

この成分は5~8年ほどかけてゆっくりと分解されていき、分解された成分はやがて尿となって排出されると考えられています。また、たとえ体内に溶け残っても、生理食塩水によって簡単に溶解させることができるとも言われています。また、授乳などにも影響がないとされています。

1-2 施術の方法

アクアフィリング豊胸の場合、ワキの下から「注射」というかたちで胸に取り入れられます。
処置時間は1時間程度とされており、非常に簡単な施術とされています。

1-3 期待される効果

アクアフィリング豊胸の場合、ヒアルロン酸の注入による豊胸手術と似たものでありながら、その効果が比較的長く続くことが知られています。ヒアルロン酸の注入によるバストアップがどれくらい長く効果を維持できるか、ということについてはクリニックごとで見解が異なります。ただ、一般的に見れば3年~5年程度と考えるのが妥当でしょう。対してアクアフィリング豊胸の場合、5年~8年程度は効果が持続するとされています。

また、アクアフィリング豊胸の場合、注射による施術のため、脂肪注入手術や切開を伴うバッグ挿入による手術よりも、ダウンタイムがずっと短いという特徴があります。加えて、「どれくらいの量を注入するか」ということを微調整することもできます。

また、手術が成功した場合、胸の手触りが極めて自然になるとも言われています。

2 アクアフィリング豊胸の失敗例

このようにアクアフィリング豊胸はとても優れた施術方法のように見えますが、「失敗例」があるのも事実です。

2-1 しこり・かたさ

アクアフィリング豊胸のメリットとして「自然な手触り」が取りあげられることが多いですが、実際にはしこりやかたさを伴って残ることがあります。また、アクアフィリングは基本的には生理食塩水で溶かすことができるとされていますが、実際には生理食塩水が有効ではなかった例も見られます。この場合、生じたしこりを取り除くためにはヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸を溶解させるための成分)を用いなければならないことさえあります。

このようなことから、アクアフィリングは生理食塩水によって「溶ける」わけではなく、あくまで柔らかくすることができるだけと考えられます。また、溶け残ったアクアフィリングを取り除くためには、注射器で吸引することになる場合もあります。

2-2 痛み・熱感

アクアフィリング豊胸はダウンタイムも短く、「注射」というかたちで手軽にできる豊胸術です。しかし人によっては、術後に痛みや熱感を覚える人もいます。

このような状態を引き起こす原因として、「感染症」が考えられます。手術の最中に細菌に感染し炎症が起きると、このような「痛み」「熱感」がもたらされます。また、「アレルギーだった」という可能性も否定しきれません。

もっとも、感染症にしろアレルギーにしろ、これはアクアフィリング豊胸だけの特異的な症状ではありません。感染症は脂肪注入によっても起こりうることですし、ヒアルロン酸注入でもアレルギーや感染症が見られることがあります。

3 アクアフィリング豊胸の安全性

アクアフィリング豊胸は、非常に新しい手術です。そのため、その安全性の面では多くの議論が交わされています。

3-1 アクアフィリングの成分

前述の通り、アクアフィリング豊胸に使われるアクアフィリングは、98パーセントの水分と2パーセントのポリアミドでできています。

3-2 ヒアルロン酸との比較

ヒアルロン酸注入による豊胸手術もアクアフィリング注入による豊胸手術も、どちらとも「注射」というかたちで取り入れるのは同じです。ただこの2つの場合、ヒアルロン酸に比べてアクアフィリングの方が持続時間が長いとされています。また、アクアフィリングによる豊胸の場合、1度の施術で2カップ以上のバストアップをはかることができるのも利点です(ヒアルロン酸による豊胸の場合は2カップ程度まで)。

しかし、アクアフィリング豊胸はヒアルロン酸に比べて研究と歴史が浅い施術方法です。「発がん性はない」と考える意見がある一方、「まだ研究が十分でないから発がん性を否定しきることはできない」という意見もあります。

また、ヒアルロン酸とは異なり、アクアフィリングは溶解しきるかどうかが不透明だとして、慎重な立場をとるクリニックも多くあります。

3-3 アクアフィリングは除去できるのか

アクアフィリング豊胸においてたびたび論じられるのが、「アクアフィリングは本当に除去ができるのか」ということです。

アクアフィリング豊胸を扱っているクリニックなどは、「生理食塩水で溶かすことができるので大丈夫だ」としています。しかし、同じようにアクアフィリング豊胸を扱う他のクリニックでは、「生理食塩水だけで溶かしきるのは難しい」としています。また、この施術を扱っていないクリニックでは「大量に異物(アクアフィリング)を入れた際、それが本当に体外に排出されるかどうかは未知数である」としています。

このように、「アクアフィリングが除去できるかどうか」ということについては、クリニックごとで考え方が分かれているのが現状です。これはアクアフィリング豊胸というものが、生まれて間もない施術であることと強く関係しています。その安全性に対して医師全員が「安全である」と太鼓判を押すのは、まだまだ先になるでしょう。

4 まとめ

アクアフィリング豊胸は、手軽で持続期間も長く、自然な手触りのバストが手に入れられるというメリットから注目を集める施術方法です。しかし新しい技術であるため、安全性の面で不安が残るのも事実です。

かねてより東京美容外科ではアクアフィリング豊胸術を診療科目に掲載しておりましたが、院長及び医師の総意により、長期的な安全性の懸念から、ご希望の患者様に対しても説明のうえ治療は一切おこなっておりませんでした。

患者様には他のより安全な治療をご案内してきましたが、この度、韓国美容外科学会および日本美容外科学会のアクアフィリング(アクアリフト)豊胸を推奨しないとの公式な表明を受け、当院でも正式に診療科目より削除いたしました。

アクアフィリング豊胸でお悩みの方や、自分に合う豊胸手術をお考えの方は、一度東京美容外科にご相談ください。

カテゴリー 豊胸手術

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